ビーグルは、群れで狩りをする猟犬のなかで最小の犬種で、
小柄な割に筋肉質でがっしりした体格をしています。
標準的なビーグルの体重は、雄雌ともに8〜14kg。
体高は、雄雌ともに33〜41cmです。
がっちりとした体格のため、見た目は実際の体高よりも大きくみえます。
ビーグルは、被毛は短く、毛質は硬めで、とても手入れがしやすい犬種です。
毛色は、白・黒・茶の混じった模様がありますが、
背は黒く、四肢やピンと立った尾の先は白いのが特徴です。
このように、四肢や尾の先が白いのは、
狩猟の際、草むらからも犬の存在が分かりやすいよう
改良されたためだといわれています。
さらに、ビーグルの外見で特徴的なのが、高い位置にある長く垂れた幅広い耳と、
広く離れ、穏やかな表情をした眼。そして、まっすぐのびた鼻筋に黒く鼻孔の大きい鼻。
このように、ビーグルの顔つきは非常に愛嬌があり、
「スヌーピー」のモデルとしても知られています。
ビーグルは、主に野兎狩りに使用されてきた歴史があり、
獲物を見つけた時に発する、その独特の啼き声から
「森の声楽家」や「シンギング・ビーグル」と称することもあります。
また、嗅覚が非常に優れており、オーストラリアや日本の空港などでは、
「検疫探知犬」としても活躍しています。
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ビーグルは、猟犬のなかでも最も愛嬌があり、とても人なつっこい性格をしています。
元々、群れで狩りを行う猟犬であったこともあり、
人や他の犬との協調性もあるため、ビーグルは多頭飼いにも向いています。
ビーグルは、一般的に健康でスタミナがあり、あらゆる天候に適応するため、
飼育しやすい犬種だといわれています。
さらに、遊びや探検も大好きで、ビーグルは子供の遊び相手にも適しています。
ただし、一度野外に出ると、気になる臭いを追い続けるなど夢中になりすぎたり、
時にはいたずらをしたりすることもあります。
外で十分な運動をさせてあげるだけでも、落ち着きのある従順な犬にはなりますが、
しっかりとしたしつけや訓練も必要となります。
また、ビーグルは、甘えん坊でさみしがり屋な一面もあります。
ひとりぼっちにされると、大きな声で泣き叫ぶこともあります。
ビーグルの声は、猟犬らしく、大きくよく通るため、
無駄吠えをなくすよう、きちんとしつけることも重要です。
基本は、さみしがらないよう、たっぷりと愛情を注いであげることです。
このように、ビーグルは、俊敏でスタミナもあり、頭がよく、正義感も強いことから、
番犬にもなる犬種といわれており、家庭犬に適しているといえるでしょう。
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一見、変種などないように見えるビーグルですが、
ビーグルの外見は、国ごとに異なっており、
ケンネル・クラブの中ではサイズにより分類し、
別犬種として認定しているところもあるなど、実は、いろいろなタイプが存在します。
ビーグルの歴史の中には、イギリスで繁殖されていた「イングリッシュ・ビーグル」と、
戦後にイギリスから輸入され、アメリカで繁殖されるようになった
「アメリカン・ビーグル」、そして、戦前にイギリスから輸入され、
日本で繁殖されるようになった「薩摩ビーグル」などと呼ばれる種類があります。
外見的な違いとして、アメリカン・ビーグルは、
イングリッシュ・ビーグルより一回り小さめで、
薩摩ビーグルは、大きめという特徴があります。
現在、日本で飼育されているビーグルの多くはアメリカン・ビーグルで、
このアメリカン・ビーグルには、13インチと15インチというタイプがあります。
13インチはペット用として、15インチは狩猟用として繁殖されたものです。
13インチは、性格も穏やかで人気があります。
また、ビーグルは、狩をするために繁殖されたフィールドタイプ、
容姿を追求して繁殖されたショータイプ、愛玩用に繁殖されたペットタイプという
3タイプに分けられることもあります。
特に、フィールドタイプとショータイプでは、
同じビーグルとは思えないほど容姿や性格に大きな違いがあります。
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ビーグルは、紀元前からギリシアでウサギ狩に用いられた
ハウンドの子孫であるといわれています。
ビーグルは、イギリスで14世紀頃まで盛んに行われていた
野兎狩りの猟犬として用いられていました。
ビーグルという名前は、フランス語の「小さい」という言葉に
由来しているといわれており、その小型さと臭覚の鋭さから、
当時、大変もてはやされていました。
中世のルネッサンス時代になると、ビーグルは、主にイギリスのウェールズ地方や
フランスで猟犬として用いられるようになりました。
このように、ビーグルは、猟犬として長い歴史を持つ犬種です。
さらに、19世紀頃までは、さまざまなサイズのビーグルが存在しました。
なかでも絶大な人気を誇っていたのが、
体長22.5cmほどの「ポケットサイズ」といわれる、
非常に小さいサイズのビーグルでした。
現在のビーグルの基礎が築かれたのは、戦後。
アメリカにイギリスのビーグルが輸入されるようになり、
イギリスの「イングリッシュ・ビーグル」より一回り小ぶりの
「アメリカン・ビーグル」が繁殖されるようになりました。
19世紀末になると、ビーグルは、競技場やショーでも人気が高くなり、
アメリカで最も人気のある犬種として注目されるようになりました。
なお、現在、日本で飼育されているビーグルの多くは、このアメリカン・ビーグルです。
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